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交通事故と保険
交通事故と保険

いつ身に振りかかるかわからない事故。タイの交通事情はいいとはいえません。ときには加害者になることもありえます。起こってからでは遅い、もしものときの対応を紹介します。

タイの交通事情
タイは日本に比べて、交通秩序はよくありません。実際に車両事故発生の件数は、日本の10倍ともいわれています。原因としては、運転マナーの悪さ、道路状態の悪さ、渋滞、教習所のシステムが挙げられ、昨今のマイカー奨励制度により、ますますその数は増えていくと予想されています。
 自動車を運転する際には、日本人は損害保険に加入することが必要条件となります。また、加害者になったときだけではなく、被害者になったときも想定して運転・乗車することが大切です。以下では、基本的な事故の場面から流れを理解しつつ、どういう対応をするべきかを説明していきます。
車に乗っていて事故が起きた場合
1.けが人の有無を確認しましょう。緊急治療が必要な場合は、病院まで運びます。車を走行できない場合は、通りかかるタクシーや周囲の人にお願いしましょう。救急車が必要な場合は、こちらも周囲の人に呼んでもらうか、万が一、誰もいない場所では警察(191)に電話してください(タイ語のみ)。
いざというとき役に立つ番号
観光警察:1155/1699
ハイウェイポリス:1193
観光客お助けセンター:02-281-5051
2.相手の連絡先および、車のナンバー、車種、メーカー、色、運転者の免許証、身分証明書(IDカード)をメモし、できれば写真を撮っておくことがのぞましいです。また相手が自動車保険に加入している場合、保険会社名と証券番号も必ず確認しておきましょう。
3.警察が来る前に、保険会社へ連絡をします(電話番号は保険を示すステッカーや保険証に掲載しています)。連絡に必要な情報は以下。車の登録番号、保険番号、運転手(自分)の氏名、電話番号、事故の日付、時間・場所・住所、事故の詳細、相手の車のプレート番号、メーカー、色。連絡後は、保険会社の指示に従いましょう。
4.警察か保険会社の人間が来るまで、車は移動せずにそのままにしておきます。後々の証拠となるためです(ちなみに警察は呼ばなくてもすぐ来ます)。絶対に相手との交渉や約束、けんかなどは避けましょう。
5.警察が来たら、スプレーで車の位置や方向を路上に明記します。その後、車を移動します。車を移動したら、必ず保険会社に連絡しましょう。何か質問がある場合も同様です。
自分が加害者の場合
当然ですが、その場から逃げたりするのはやめましょう。基本的に車はそのままにしておくのが無難ですが、もし渋滞を引き起こすなど交通の邪魔になっていたら、写真を撮っておき、車を移動しましょう。
自分が被害者の場合
相手に保険会社へ連絡するよう伝えましょう。警察か保険会社の人間が来るまで、車はそのままにしておきます。
安心の日系保険会社
日本人がタイで運転をするなら、保険の加入は必須です。もし事故の際、タイ語も話せず、保険にも入ってなければ、不利な状況になるのは免れません。事故が起きた場合、保険会社に連絡すると、通常30分ほどで保険会社と契約しているサーベイヤーが事故現場に派遣され、対応してくれます。現在、タイには「東京海上日動火災保険」「三井住友海上火災保険」「損害保険ジャパン」などの日系保険会社が営業を行っています。
タイの保険の特徴
●1台の車につき、1つの保険に加入します。
→ディーラーを介して加入するケースが大半。
●(強制加入の)自賠責保険(対人賠償)+任意保険(上乗せ分&器物対象)という考え方が通例です。自賠責保険はバイクなども含め、全自動車に加入が義務付けられています。
→対人賠償のみ(死亡・後遺障害=20万、ただし傷害は5万上限)

●タイの慣例で下記の保険は存在しません。
「代車保険」 「休業損害」
※日系会社でもサービスの提供は難しいのが現状です
加入の方法
タイで保険に加入するには、2つの方法があります。
●保険会社に直接連絡します。
●保険会社の代理店を通じて加入します。

東京海上日動火災保険
(Tokio Marine Insurance)
02-686-8889 (日本語可)
www.srimuang.co.th(タイ語・英語)

三井住友海上火災保険
(Mitsui Sumitomo Insurance)
02-679-6165〜87 (日本語可)
www.ms-ins.co.th(タイ語・英語)

損害保険ジャパン
(Sompo Japan Nipponkoa Insurance)
02-636-2333
www.sompojapanthai.com
申し込み&手続き
保険の加入手続きは、通常日本と同じ項目を記入しますが、タイでは以下の書類が別途必要となります。
●Customer Identification Form(氏名、年齢、住所、職業などを記入する用紙)
●パスポートのコピー(署名が必要)
●レジストレーションブック上の名義人のコピー(自動車登録証)
事故についてのあれこれ
Q. 相手が逃げてしまったら?
A. 事件として警察に通報しましょう。その際、相手の詳細をメモしておくことが大切です。

Q. Knock for Knockってなに?
A. 日本ではあまり耳慣れない解決法ですが、いわば当事者同士の保険会社を使って自分自身で処理する方法です。相手が任意保険に加入していることが前提となり、互いに「Knock for Knock」のフォームに詳細を書き、サインをもらいます。後日、書類を保険会社に提出すれば、修理の手続きが完了。事故後の過失をめぐる争いを避けるためでもあり、タイの国民性を象徴するものといわれています。ちなみに裁判などで争いになった場合、10対0か5対5になるケースが大半です。

Q. 公道や器物破損の場合は?
A. 警察への連絡は必要ありませんが、保険会社には必ず連絡をしましょう。

Q. 事故の責任は誰が決める?
A. 日本では警察の民事不介入という原則から、損害賠償の過失責任は、当人同士(保険会社に交渉を委任)の示談交渉で決定します。しかし、タイでは事故の責任を、担当する警察官の裁量によって決められてしまいます。

Q. 保険には加入した方がいい?
A. 必ず入っておきましょう。保険に加入していないと、警察からワイロを要求されたり(警察の裁量権が大きいため)、タイ語で説明できない場合は不利な状況に陥ってしまいます。警察に英語はほとんど通じません。