腕時計のムーブメントを交換したい|相場金額はどれくらい?

今回は、腕時計のムーブメントについて、その相場金額を中心にご紹介していきます。

故障した腕時計を直すため、ムーブメント交換を検討しているという方は、本記事を参考にしてみてください。

動かない腕時計、ムーブメント交換で再生

動かなくなってしまったクォーツ腕時計は、電池交換で回復することが多いですが、まれに電池交換をしても動がなくなるケースもあるのです。

そうなった場合は、腕時計の心臓部であるムーブメントに原因がある可能性があります。

腕時計の故障時は通常、オーバーホール(分解点検・修理)によって、ムーブメントの修理や部品交換をすることで直すことになります。

お客様の腕時計をオーバーホールする資格を持つ「時計修理技師」によって分解され、どこが悪いかを点検・修理が行われます。

ですが、オーバーホールの場合、数万円の高額な依頼料金が発生することもしばしば。

そんな時「オーバーホールよりも安く」を重視した場合に行えるのが「ムーブメント交換」です。

CITIZEN製やSEIKO製など、汎用性のあるムーブメントが使われている場合は、ムーブメントをまるごと新しいものに交換するという方法があるのです。

汎用性の高い交換可能なムーブメントを使用している腕時計であれば、専門店にオーバーホールを依頼するよりも安く、腕時計を直す事が可能になります。

CITIZENやSEIKOなどの汎用ムーブメント

ロレックスなど、本体デザインからムーブメントまで全てを自社で開発・製造するブランドがある一方、ムーブーメントだけは別メーカーからの供給を受けているというブランドも少なくありません。

本場スイスのムーブメントを提供するETA(エタ)社製ムーブメントは、オメガ・スウォッチなどの有名ブランドのムーブメントに採用されているのがよい例です。

日本国内ではCITIZENとSEIKOがムーブメントの開発・製造を行っています。

なかでもCITIZEN傘下のムーブメントメーカーであるミヨタ社が開発する「MIYOTA」ムーブメントは、世界の多くの時計メーカーのムーブメントに採用されています。

CITIZENやSEIKOのムーブメントは他にも、雑貨時計やファッション時計など、一般大衆向けのクォーツ時計のムーブメントにも採用されています。

CITIZENの汎用型ムーブメントは多く流通しているため、案外、あなたの腕時計のムーブメントもCITIZEN製かもしれません。

交換用ムーブメントはネットで購入可能

腕時計のムーブメントを交換しようとした場合、交換用ムーブメントはどこで購入できるのでしょうか?

MIYOTAムーブメントなどは基本的に外販(企業向け販売)であり、個人にムーブメントだけを販売しているという訳ではありません。

販売されているのはAmazonや楽天などのネットショップが中心です。

自分でムーブメントを交換したいという場合は、自分の腕時計に搭載されているムーブメントと合致する型(キャリバー)を探していきます。

「CITIZEN ムーブメント」などで検索すれば多くの種類のムーブメントが表示されます。

さらに分かる場合はキャリバー(型番)も併せて入力して検索してもよいでしょう。

自分の腕時計に使われているムーブメントと同じキャリバーがネットショップで見つかれば、交換できるということになります。

ムーブメント単体の金額~相場を確認~

気になるムーブメント単品での料金ですが、もちろんピンキリではあるものの、商品の状態に仕上がった時計とは違って部品のひとつであるため、比較的安い傾向にあります。

続いてはムーブメントの種類ごとに、価格の相場を確認していきます。

本記事ではネットショップを中心に、販売されている時計ムーブメントをいくつかピックアップして価格を表で並べました。

ムーブメントの相場が分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

クォーツ式腕時計のムーブメント

ムーブメント名・型番ブランド金額(税込)販売サイト
MIYOTA(CTZ) 2035(3針)CITIZEN550円楽天
MIYOTA(CTZ) 2025(2針)CITIZEN605円楽天
MIYOTA 2115CITIZEN869円楽天
RONDA 762 SS GP (2針)RONDA1,960円Yahoo!
VX43 V743(3針)SEIKO1,980円楽天
ETA 902.002(2針)ETA6,050円楽天
ETA エタ 980.15(2針)ETA9,900円楽天
ETA E64.111(3針)ETA13,200円楽天

一般的に販売されている腕時計は電池式(クォーツ)が多く、時計ごとに様々なムーブメントが使われています。

クォーツ式のムーブメント、特にCITIZENやSEIKO製のものは比較的安価で手に入りやすいのが特徴。

ネット販売されているものを確認すると、安いもので1,000円以下、平均でも3,000円前後が相場のようです。

ただしスイスのETA製ムーブメントになると、海外ブランド製ということもあり値段は大幅に上がります。

価格の面だけで言えば、日本メーカーのムーブメントは手に入れやすいと言えるでしょう。

機械式腕時計のムーブメント

ムーブメント名・型番ブランド金額(税込)販売サイト
MIYOTA 8205CITIZEN2,032円Amazon
MIYOTA CTZ 8N24-GILTCITIZEN17,500円楽天
MIYOTA CTZ 82S0CITIZEN13,900円楽天
ETA バルジュー7750ETA49,500円楽天
ETA 2660 ヴィンテージETA23,980円楽天

機械式腕時計のムーブメントの価格は、総じてクォーツ式ムーブメントと比べて高い傾向にあります。

中には安いものもありますが、相場としては1万円以上、平均でも2万円前後が相場です。

部品の総数や構造など、その作りや仕組みが複雑な機械式ムーブメントは、その価格も大幅に上がります。

基本的には専門店に依頼するのが無難

交換用ムーブメントは、出来上がった腕時計本体とは違って価格が安いことが多く、自分で行う際は費用が少なくて済みます。

費用面でメリットの大きいムーブメント交換ですが、その代わりデメリットも多いです。

ムーブメント交換のメリット・デメリットを確認してみましょう。

メリット

  • 交換用ムーブメントや工具費用だけで済むため安上がり
  • 自分のタイミングでできる

デメリット

  • 対応するムーブメントが無いと交換できない
  • 交換に必要な部品や工具の準備に時間がかかる
  • 自分で行う場合、手順ミスなどで更なる故障のリスクあり

ムーブメントを交換するにはキャリバー(型番)や文字盤・足の位置が完璧に合致するムーブメントが必要です。

型番や形状が合わないムーブメントを取り付けようとすると逆に故障が悪化し、修理不可となるリスクも。

お気に入りの腕時計を安全に修理したいのであれば、無理して自分で交換作業をするのではなく、お店に依頼するのがオススメと言えるでしょう。

まとめ

今回は、ムーブメント交換に関する内容をご紹介していきました。

最後に本記事の内容を振り返っておきましょう。

  • 故障で動かなくなった腕時計はオーバーホールを依頼するのが基本
  • 場合によってはムーブメント交換で安く修理できる場合もある
  • 雑貨時計などの一般大衆向け腕時計の汎用ムーブメントなら交換できることもある
  • 日本メーカーMIYOTAなど、汎用ムーブメントが多数採用されている
  • 交換用ムーブメントはネット中心に販売されている
  • クォーツ式ムーブメントの相場は3,000円前後
  • 機械式ムーブメントの相場価格は2万円前後でピンキリ
  • 自分でムーブメント交換をする際は、失敗して故障させるリスクもあるので注意

今回は安く時計修理ができるムーブメント交換についてご紹介していきました。

安心・安全に腕時計を修理させる確実な方法となれば、やはり専門の修理技師に依頼してオーバーホールを実施するのが最も適切です。

長く愛用したいお気に入りの腕時計の場合は特に、専門家にきちんと腕時計の状態を診てもらうのが無難と言えるでしょう。

ですが、DIY好きな方などにはメリットもあるムーブメント交換です。

ムーブメントを自分で交換したいという場合は、ぜひ本記事の内容を参考に、交換用ムーブメントを探してみてください。